不動産投資というと、お金持ちがやっているもの、というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、最近は若いサラリーマンや普通のOLの方が不動産投資を始めるケースが非常に増えているんです。
なぜなのでしょうか?
今回は大きく3つ。
・年金問題(将来への不安)
・相続税増税
・マイナス金利
について考えてみたいと思います。
まずは、多くの方が不安に思っている「年金」についてです。近年、日本人の多くの方々が、
「将来、本当に年金はもらえるのだろうか。」
「年金の保険料は今後も上がっていくのだろうか」
といった、漠然とした将来への不安を抱えています。
生命保険文化センターの調査によると、自分の老後生活に
「不安を感じる」
という方の割合は86%と、約9割近くの人が老後生活に不安を抱えている結果になっています。
また、日本生命の調査によると、20代以下の17%が
「老後に公的年金をもらえない」
と思っている、という結果が出ました。
現在50歳以下の人は、支払う保険料と受け取る年金の収支がマイナスになるであろうと言われています。現在40歳の人で約-1.200円、20歳の人では約-2.300円となると考えられています。
最近は「私的年金」という言葉もよく耳にするようになりました。
「将来への不安」を
「安定した不動産収入で安心」
に変えられる、という点に
魅力を感じる方が多いのではないでしょうか。
2015年1月に相続税の増税が行われたことも不動産が売れている大きな要因となりました。
相続税改正以前は相続税に絡む方というのは、一定以上の富裕層の方々でした。
しかし、改正によって非課税枠が引き下げられた結果、
一般のサラリーマンの方々も無関係ではなくなってしまったのです。
現金を不動産にかえると、評価額を約3分の1程度に圧縮することが出来ます。
その節税効果を得る為に、富裕層の方々はあせりを感じ今まで以上に、
そして一般のサラリーマンの方々も不動産投資を始めるきっかけとなりました。
そして、みなさんもよく耳にしたと思います。
2016年2月に、日銀がマイナス金利政策を導入しました。
各金融機関は、日銀にお金を預けていると利息を払わなければならないわけですから、
融資先をもっと増やしたい、その結果住宅ローンや投資用ローンの金利は史上空前の低金利時代に突入し、
融資条件も緩めになり、今までは融資を受けられなかった方も融資を受けやすくなり、
マンション経営を始めるサラリーマンやOLの方々がどんどん増えているわけです。
また、マイナス金利を引き金に中長期の国債の利回りはマイナスとなりました。
収益の大半を国債のトレードで得ていたメガバンクは、この収益源がマイナス金利で失われ、経営危機に陥っているのです。その為、収益悪化を防ぐために不動産向けの融資を増やしているのです。
こういった一連の流れも、不動産投資というものがより脚光を浴びる要因です。
一昔前は銀行や郵便局の利息は8%前後の時代もありました。しかし今の現在は銀行の利息も0.02%前後。1.000万円を預けたとしても利息は1年で2,000円程度です。
しかし将来の年金問題をはじめ、将来への不安は解決の光が見えません。不安は自分で解決しなければならないのです。
貯蓄をする時代から、
資産形成の時代へと移り変わり、
何もしないことが・・・・
一番のリスクとなってしまう時代なのです。
とは言っても、不動産投資にも当然リスクは存在します。
ただ、そのリスクの回避方法、解決方法を知っておくことで、
リスクをコントロールする事が可能なのです。
まずは不動産のリスクを理解し、
解決方法を知り、
クリアにしていく、
ということがとても重要なことなのではないでしょうか.。