アベノミクス3本の矢の内の1つ、
「日本1億総活躍社会」
が今、不動産業界にも大きな影響を与えています。
女性の社会進出が進み、一昔前より夫婦共働き世帯が増えてきました。
2015年共働き世帯1114万世帯に対し専業主婦世帯687万世帯と専業主婦世帯の約2倍の世帯が共働きということです。
今後もこの差はどんどんひらいていくものと思われます。
まさに「日本1億総活躍社会」と言うだけあって女性が働きやすい社会が出来てきているのだと思います。
そうすると、なぜ、
不動産業界にも影響が出てくるかというと・・・
働き手のニーズに変化が出るからです。
夫婦共働きになるとお互いは朝から仕事に出かけます。
通勤されている方にとって毎日の通勤時間と言うのは重要な要素になるのは当然の事かと思います。
勤務先にアクセスが良いか、いかに短時間で到着するかといったニーズが前にも増して重要視されます。
重要な要素として
「住みたい場所」のニーズが【通勤時間>住環境】
と思う人達が増えていくのだろう事が予想できます。
不動産投資において、最も重要とも言われる空室リスクを考えると
この社会の流れを考慮しないわけにはいかないでしょう。
これから不動産投資を勉強しようと考えられている方、
購入を考えている方、
立地だけは間違えないよう気を付けてください。
ところで、皆さんは通勤時間にどの位の時間を掛けてますでしょうか?
毎日の生活の事なので気にしないわけにはいかないかと思います。
通勤に30分の方と1時間の方を比べた場合、差は1日30分となります。
週5日勤務で考えたとして1週間で2時間半の差となります。
1ヶ月でなんと10時間以上もの差が出てくる計算です。
この時間があれば様々な使い方が考えられます。
そのまま趣味の時間に充てることもできるでしょう。
時間はまさに買ってでも欲しいものランキング上位に食い込んでくるのではないでしょうか?
総務省統計局の調べによると通勤時間30分未満の世帯が過半数とのデータがあります。
新宿を勤務地と考え徒歩に使う時間を15分、
新宿駅まで15分圏内で調べると中央線/三鷹駅(13分)、京王線/千歳烏山(15分)、小田急線/成城学園前(15分)、西武新宿線/上石神井(15分)、大江戸線/練馬駅(15分)、丸ノ内線/荻窪駅(15分)、埼京線/赤羽駅(13分)。
意外と広範囲まである印象を受けた方も少なくないと思います。
当然、設定する駅や徒歩の時間等で前後すると思いますので
一概には言えないですが、
こういった視点で捉えてみると面白い発見があるかもしれません。