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というのは、2016年4月の医療費改定により、この「おくすり手帳」を持っていないと損をしてしまうという内容に改定されました。

そもそも「おくすり手帳」とは、いつどこで薬を処方してもらったのかを記録しておく手帳なのですが、手帳自体は薬局で無料でもらえます。
これを医師や薬剤師に見てもらうことで、薬の飲み合わせや重複投与を防いだり、余計や薬を処方することもなくなり、医療費の適正化にもつながる、という意図の基始まったものなのですが、
これまで、この無料のおくすり手帳に記録するには、管理指導料として410円の内の1～3割を患者が負担していました。
一方、おくすり手帳を持っていない人は管理指導料340円の1～3割負担、となり、持っていない方が医療費が安かったのです！

それでは手帳を持つ人も増えず、矛盾が生じてしまっている、ということで、今年4月に医療費改定が行われ、手帳を持参の人は管理手数料を380円に引き下げ、持たない人は500円に引き上げられました。

これには、もっと大きな理由が存在します。
「医療費の削減」ということです。

医療費はどんどん増え続けており、2025年問題へ向けた日本政府の至上命題です。
どれだけ医療費が増えているのか、今後も増えていくのか、は次回でお話したいと思います。

「おくすり手帳」この機会に是非手にしてみてはいかがでしょうか。